2009年 | |||||
はじめに 昨年につづき2回目のブータンである。コース選択は昨年最後まで候補に挙がっていたチョモラリ・トレックと、すんなり決まった。今回は参加希望者に熱心なバードウォッチャーがいたので、ガイドさんに鳥にも詳しい人を希望しておいた。結局彼女は参加できなかったが、お陰でフラワーフリークの私達はブータンの鳥の豊かさも楽しむことができた。花は予想以上の豊富さで、とくにメコノプシス・ディスキゲラは時期的に最高の状態であったうえに、なんの予備知識もなかったその出会いに、喜びは最高潮に、そして夢中になってシャッターを押し続けた。 コースはチョモラリBCを境に前半と後半とではガラリと変わる。捨てられた飴の包装紙や、幾筋もの踏み跡など人の気配を感じる前半に対して後半は自然の奥深くに入り悠久の時間の流れに吸い込まれていくようであった。 このチョモラリ・トレッキングコースは標高が前回の ハ・トレッキング以上に高い。高度障害対策としてパルスオキシメーターを携帯し、各人の経験と体調にあわせてダイアモックスを服用した。 |
|||||
日程表 ブータン・フラワートレッキング15日間 6月12日(金)〜6月26日(金) 紀行文と写真は月日欄の日付をクリック map |
|||||
月日 | 都市名 | 交通機関 | 時間 | 内 容 | |
1 | 6月12日 (金) |
成田空港 バンコク |
TG641 | 11:00 15:30 |
空路、バンコクへ。入国審査後、出向かのガイド、ポムさんと合流後、ホテルへ。 |
2 | 6月13日 (土) |
バンコク パロ(2,300 m) |
KB121 | 5:50 11:07 |
夜明け前のバンコック。空港へ。ダッカ経由でパロへ。パロのインフルエンザ検査。ガイドのペマ・シンさんと合流。昼食後パロゾン、博物館見学。 パロ/H.ジグミリン泊 |
3 | 6月14日 (日) |
パロ チェレラ(3750m) パロ |
専用車 高度順応 |
終日 | チェレラ峠(3,750m)までドライブ。高所順応をかねて、峠を散策後昼食。パロ郊外の田植え風景にみとれる。 パロ/H.ジグミリン泊 |
4 | 6月15日 (月) |
パロ ドゥケゾン(2570m) シャナ(2,880m) |
専用車 トレッキング 約8時間 |
終日 | チベット軍への勝利を記念して建てられた要塞ドゥゲゾンまで車で移動。ここからトレッキング開始。パロ・チュ川沿いに、農村風景の中を緩やかな道がつづく。陸軍の駐屯地を過ぎ、川辺のキャンプ地シャナへ。 |
5 | 6月16日 (火) |
シャナ トンドザム(3,220m) |
トレッキング 約6時間 |
終日 | パロ・チュ川に沿った山道をアップダウンを繰り返しながら森の中のキャンプ地トントザムへ。 トンドザム/テント泊 |
6 | 6月17日 (水) |
トンドザム ジュンシタン(3,700m) |
トレッキング 約8時間 |
終日 | 谷沿いに登りつづけ、森林を抜けタンタンカで昼食。プリムラのせせらぎを渡り、ジョモラリ(7,314m)を仰ぎ見ながらジュンシタンへ。 |
7 | 6月18日 (木) |
ジュンシタン ジャンゴダン(4,000m) |
トレッキング 約6時間 |
終日 | 花が一杯、小鳥が囀る。森林限界を越え、テゲタン村を通過。U字谷を奥へと進み、緩やかな台地を登りきるとジョモラリが目の前にに。ジャンゴタン(ジョモラリBC) ジャンゴダン/テント泊 |
8 | 6月19日 (金) |
ジャンゴダン | トレッキング 約4時間 |
終日 | ジャンゴダン滞在。高山植物を探しながら、向かいの丘にトレッキング。 ジャンゴダン/テント泊 |
9 | 6月20日 (土) |
ジャンゴダン ツォフ(4,280m) |
トレッキング 約3時間 |
終日 | 前日の丘へて、ツォフをめざしてヤクの放牧地の谷間をのんびりいく。ジチュダゲが姿を現す。様々な花、湖 ツォフ/テント泊 |
10 | 6月21日 (日) |
ツォフ ヤクサ(3,870m) |
トレッキング 約8時間 |
終日 | ツォフの斜面をゆるやかに登り峠(4520m)で,ブルーシープの群に会う。湿地帯を通過して最高到達地点ボンテラ峠(4,750m)まで登る。峠の後は急な下り坂となり、木々の生い茂るヤクサの谷へ。 ヤクサ/テント泊 |
11 | 6月22日 (月) |
ヤクサ トンブ4,080m) |
トレッキング 約8時間 |
終日 | 再び森林のなかを徐々に高度を上げ、いったん谷川に下りタクルンラ峠(4,430m)を目指す。急な下りを慎重に。トンブへ。 |
12 | 6月23日 (火) |
トンブ グニチャワ(2,665m) |
トレッキング 約10時間 |
終日 | メンラ峠(4,250m)まで霧の中。その後はひたすら下りが続き、アーミーキャンプを抜ける。グニチャワ下方の広場にてキャンプ。 |
13 | 6月24日 (水) |
グニチャワ ドゥケゾン パロ |
トレッキング 約4時間 専用車 |
午前 午後 |
トレッキング初日と同じ道を目映い朝日を浴びて行く。ドゥゲゾンの要塞跡で豪華な昼食。スタッフとお別れ。迎えの車でホテルへ。 |
14 | 6月25日 (木) |
パロ バンコク |
KB120 | 10:31 15:50 |
朝食後、空港へ。ペマさんとお別れ。空路、カルカッタ経由でバンコクへ。ガイドのポムさんの迎えを受けてホテルへ。夕食は蟹料理。 バンコク泊/ツイン・タワーH |
15 | 6月26日 (金) |
バンコク 成田空港 |
TG676 | 7:52 15:45 |
4時30分ホテルを出発。朝食は空港のベンチでランチボックスを開ける。 成田に到着 |
ブータン・バードウオッチング編 | |||||
最後に ブータン、その変化 | |||||
参加者:後藤はるみ 柴田順子 衛藤朝子 釜口邑江 田中洋子 千石禎子 千石玲子 旅行社:ヒマラヤ観光開発 |
|||||
現地スタッフ ガイド:ペマ・シン 世話係2人:サンゲ、助手。 コック及び助手2人、馬方及び助手3人 パーソナルポーター(4人): ウゲン(後藤) ペマ・ジン:愛称”爺や“(柴田) サンゲ(釜口・田中) ペマ(千石) 馬:17頭 |
|||||