2011年7月5日(火)~7月30日(土)26日間
7月8日(金) ネパールガンジー ジュムラ(2345m) チャーター便 
 サーダーのニマタシと合流し,11時40分ホテルを出発。 ジュムラの小さな空港は鉄状網が張り巡らされ、門には兵士の立ち,その外には所在なさそうな人々が群れている。徒歩で村に向かう。
 ジュムラの小さな空港は鉄状網が張り巡らされ、門には兵士の立ち,その外には所在なさそうな人々が群れている。徒歩で村に向かう。 強い日差しに照りつけられながら,20分ほど歩き村はずれのカランガホテルKhalanga,Jumula に着く。 中庭に所狭しに私達のテントが既に設営されている、傍らの食堂棟で昼食を取る。食後ここで合流したスタッフの紹介がある。午後は蛭対策のため、靴、スラックスなどにスプレーをかける。  
        
空港正面ゲイト          ジュムラのメインストリート
7月9日(土)  ジュムラ ゴティチャウル(2760m) トレッキング 
 夜半から雨が降り出し、12時30分雨漏りで目が覚める。朝 5時に起きるとテントの 床に水が溜まりシュラフが濡れる。テント周りはぬかるみ、水溜まりがあちこちに出来ている。  
 8時10分ジュムラ出発 飛行場の門の前を通り過ぎ、その脇にそって進む。コンクリート製の用水路があり,水が勢いよく流れ。灌漑用なのだろうか。下り切ったところ(タンサグ村)で吊り橋を渡る。滔々と流れる川(Tila river)はしだいに左手下方に消え、広々としたU字谷に田園風景が広がる。いつの間にか学校帰りの少年2〜3人がついてきて片言の英語でおしゃべり、ネパール語も教えてくれる。年齢を聞くと12歳だそうだ。ガリアコットGariacote 村の麓で彼らと別れるが、私達は12時を過ぎても食事場が見つからない。炎天下の坂道の登り下りが辛い。

 12時30分、村はずれ(2564mGPS)の建設中の一軒家でやっと昼食を用意するスタッフを 見つける。 13時40出発、すぐ先に見える橋を渡って山道に入る(川沿いルートは 土砂崩れのために山側の峠越えに変更)。岩が多くかなり険しい。イリス、矮性シャクナゲ(2726m)が見られるようになる。
 台地に出ると道幅は車一台が通れるくらいの広さになるが、粘土質でぬかるむ。平原状で放牧地や畑があり、ところどころに農家もある。2805m地点を15時30分通過し、それからはひたすら歩き続ける。突然(2820m)下方に草原が広がり遥か彼方に黄色の私達のテント群が見える。ここからは下りで,道路工事でえぐられた粘土状の道を横切り,草地の斜面に建つ,畜産(ヤク、ヤギ、羊)試験場(Yak Farm Sheep & Goat Research Center)の門をくぐる。黄色や紫の花が咲き乱れ,物珍しそうに私達を見つめる子供達の間を縫って、 ゴティチャウルに到着する。折から天気は雨に変わる。前夜濡れたマットやシュラフは乾く間もなく、テント内に取り込まれる。 杉氏によるとこの緑深く、広大な草原はモンゴルの風景を彷彿とさせるとか。