2011年7月5日(火)~7月30日(土)26日間
7月15日(金)晴 カグラマフェディ下  メコノプシス探索
早朝、ナムカがカグラマフェディまで下見に行くが、キャンプ地は流されてしまっているため カグラマフェディ下 に滞在することにする。 朝、冠雪したカグラマ-V(5886m)が姿を見せる。
午前中、モレーン脇の小高い草原をゆっくりメコノプシス探す。 矮性シャクナゲ, フウロソウ、テンナンショウの群生,ラン,キジムシロ,アネモネ,リュウキンカ など花がいっぱい。キャンプ地で昼食をとり、午後カグマラ・フェディ方面に緩やかに登りながら再びメコノプシスを探す。道脇の岩影にまだ葉だけの幼株も合わせて40株ほど見つける。その他イワヒゲ,マンテマ、トチナイソウ、ピンク色のピストルタ,白いアネモネの群落、矮性シャクナゲなどが咲く。いつの間にかワンちゃんがついてくる.虹が2回でる。
カグラマ-V(5886m) 草原を散策 ステレラ・カマエヤスメ
オノスマ・ブラクテアトゥム アスター 周囲の山並み
道脇の岩影に ついてきた犬
7月16日(土) カグラマフェディ下  カグラマフェディ往復  トレッキング 6.9km
             6時40分発  13時着
 カグラマフェディを経て、カグラマ・ラ峠を目指す.道は川に沿った美しい 草原 の斜面から河原の石ころ道となる。ガンジロバ(6883m) 姿をみせる.1960年代登山が解禁。登頂者が増えるが、現在は見向きもされないとか.日本隊も登頂。

 7時52分 カグラマフェディ一帯は奥の沢から幾筋にも出水した跡があり。草地はえぐられ、キャンプ地は河原と化し、,家畜囲いなど が半壊し流されている。  峠を目指し、河原から草地へとりつく。30分ほど登ると峠へのルートは川に遮られる。深く抉れ、幅はせまいが急流。シェルパ達が石を置くなどして、徒渉地点を探す。付いて来たワンちゃんも独自に渡渉地点を見つけ、対岸に上手に渡る。

上部の峠付近には怪しげな霧が立ちこめ,居ずわっている。午後になると水かさが増すことが考えられ 峠越えは諦める.渡渉の必要がなくなり、ワンちゃんも私達の決定を察知して、また上手にこちらに渡ってくる。草原地帯を花を探しながら登る。4400m地点で引き返す。スタッフに花の見方など教えながら、のんびりと花探しをする。11時ランチボックス(4175m),  13時テント場に戻る。
ガンジロバ(6883m) 峠付近に霧たちこめる リリウム・ナヌム
シオガマギク属 エーデルワイス ピストルタ・アンプレクシカウリス
メコノプシス(4010)m     夕方、青空にカグマラ山