2011年7月5日(火)~7月30日(土)26日間
7月18日(月)トイジェム カイガオン( 2615m) トレッキング 7.0km
                 7時30分発 11時56分着
早朝,草木は露に濡れ、たき火の煙が重い。馬方さんが綿のような実の植物を見せてくれる。 ハグルスト(ネパール名? )といい、牛などが葉を食べるのだそうだ。花を写しながら, 11時56 分カイガオンの校庭に到着。 気持ちよく晴れて,湿ったマット、シュラフなどを干しますが風が強く飛んでしまう. 子供や老人、10人余の女性達 と大勢の見物人が押し掛けてテントを覗いたり,好奇心一杯である.どうやって寝るの?食事は?などと聞いてくる. 遁走したロバが見つかりほっとした明るい空気が流れる。

ハグルスト

V字谷

シダとフウロソウ

ハナハッカ
 
イヌハッカ 

リリウム・ネパレンセ

マラハンガ・ピコロル

ハグルスト

地面に落ちたハグルストの花

茶屋跡

アザミ

気持ちのよい日当りの道

谷が開けてくる


トウモロシコシ畑と廃屋

ラン科

ツリフネソウ属

イブキジャコウソウ

ラマ寺院の黄金の屋根が遠くに
        
チベット族の村フリコット      晴れてシュラフなどを干す

7月19日(火) カイガオン, チャウリコット(3140mGPS) トレッキング 12.6km
                7:30 発 14:40 着
  一本杉をめがけて徐々に登る。明るい草原の山道(2685m)にはを”朝露に光る”つけまつげの花”ハベナリアがあちこちに咲く。 出発から1時間、一本杉の下の村 (2775m) を通過.さらに登り続けると、天をつくような杉の大木2本,注連縄をかけてやりたいような見事な杉だ. リミの集落をぬける。女の子が石臼で胡麻のようなものをすり潰している。蝿が群がっている。一緒にすり潰さないかと心配してしまう。

 谷を回り込み 2910m地点より2本杉,1本の杉カイガオン方面を見る。 往路で昼食を摂った台地下を通過。谷を隔てた正面の斜面にトウ・ランマ峠への道を 私達のロバ隊が行くの見える11時(2865m) ノトリリオン・マクロフィルムが太陽を一杯に浴びて見事だ。しかし苦しい登りである。太陽が照りつけ、高度を上げ、何度か山ひだのコーナーを曲がるが峠は近くならない。イリスが咲く。

 12時02分 (3065m) ようやくトウ・ランマ峠に着く。昼食を期待するが、水場がないため通過し、更に歩き続ける。植生が変わり、アネモネ・リブラリス、ピストルタが現れる。
 
 12時40分(2985m) ほとんど谷底まで下るあたりの、道を外れた台地にようやく昼の用意をするスタッフを見つける。雷で焼けた木の下に設えたシートに腰を下ろすまもなく雨が降り出し、雨に打たれながら昼食を急いで摂る。谷を渡り、再び登り。 チャウリコット村を通過。一時上がった雨がまた降り出す。14時40分 チャウリコットの村外れにある往路と同じ民家に到着。今回は屋根にはテントを2張り、二組は2階の住人の部屋に泊まる。窓のない戸を閉めると真っ暗な穴蔵のような部屋だが、雨漏りからは解放される。ベランダの手摺には雨具など干す。

ハベナリアの咲く草原
  
石臼で胡麻?を摺る

軒先のミツバチの巣箱
(丸太利用)

屋根の修理

二本杉,一本杉とカイガオン方面

私たちのロバ隊が見える

道端のランとロスコエア
(ショウガ科)

チャウリコットから見た
峠からの道

民家