7月4日(木)晴れ 国立博物館タ・ゾン、キチュ・ラカン、踊り見物
 
朝食前、ホテル周辺を散歩。水田は一週間ですっかり緑に覆われる。昨晩ライトアップされたパロ・ゾンが水田に映っていなかったことを思い出す。
出発の準備下方のキャンプ地と後方にチェンゼラ峠を見るく



サムデンチョリン ホテル全景



パロ・ゾンとタ・ゾン、青々とした水田

 9:00 専用車で出発。タ・ゾンはパロ・ゾンの直ぐ上の丘にある昔の望楼であるが、そこに行くにはパロの外れから支流のド・チュに沿ってパロ谷を廻り込んでかなり走るのには驚いた。
9:35 タ・ゾン着。パロの谷が一望に見渡せる。キプチュさんの案内で迷路のように入り組んだ展示室を仏画から農機具、武器、切手収集、剥製、歴代王の写真、地下の土牢などくまなく見てまわる。

 
 
キチュ・ラカン 旧堂と休憩室


中庭のミカンの木

11:00 再び車に乗りキチュ・ラカンへ。11:30キチュ・ラカン着。旧堂は伝説では7世紀に魔女の力封じのため、その身体の108のツボのうち左足の部分に建立されたという。十一面観音の祭壇の更にその奥に扉で仕切られた小部屋が一番古い部分で、仏陀が本尊として祭られている。その側に日本人の写真。1962年ブータンを訪れた東郷文彦氏である。

 中庭にミカンの木がある。新堂は1968年3代国王妃ケサン・ワチュクによる建立。その前に六角堂のような木造の建物は王家の人やその祭事の際の休憩場とか。  

 増水した(多分この数日の雨で)パロ・チュを眺めながら、私達のホテルの脇を通り、見晴らしのよいデチェン・ヒル・トラベラーズヘ。12:15〜13:25 西洋風の高級感のある室内で昼食。チャーハン、カレーなど中華風、インド風の料理法を加えたブータン料理。

午後はホテルが企画してくれた、ブータンの踊りを見物する。アマチュアの踊り手たち男女6人で、20歳前後だろうか。保存会のような組織があって練習をしているらしい。最後は私達も一緒に輪になって踊った。

 

静かな歌とダンス
 

仮面ダンス



躍動的なダンス


私たちも誘われて一緒に踊る

 パロの町に出てショッピング。最初の日は通り過ぎるだけで、買い物の意欲が沸かない町並みであったが、扉を押して中にはいると、店らしい品揃えもあり、しばし忘れていた消費意欲を取り戻す。

 夕食時にアラー(焼酎)が振る舞われる。それも手伝ってか、すっかり陽気になり、ガングリ・ツアーからプレゼントされたTシャッツを早速開いて試着。その余りの大きさ(サイズが100?105)に呆れて、大笑いの渦、キプチュさんも苦笑い? サイズ交換を申し出るがティンプーに行かないと無い、とか。
ブータン