6月22日(日) 成田〜バンコク 9:00
 
成田空港第1旅客ターミナル4階出発ロビー集合
11:00 成田発 タイ国際航空 TG641 15:00 バンコク スワンナプーム新国際空港着
16:00 ガイドのポムさんと合流
16:24 Grand Inn Come Hotel 着 
18:00 早めの夕食をとり、明日の出発が早いため 20:00 就寝。
6月23(月)晴れ、一時雨。 バンコクーパロ。 伝統衣装着用の男女空港職員。パロ・ゾン参拝とパロ散歩

2:45 起床、荷物出し。3:30ランチボックス(サンドウイッチ、リンゴ、ジュース)を受け取り専用車でホテルを出発 3:45空港着。コーヒーショップでお弁当をひらく 

6:00 バンコク発 ブータン航空“ドゥク・エア”KB127
グレーのブータンの民族衣装“キラ”を着た女性乗務員一名のこじんまりとした飛行機である。彼女は身体ががっちりと大きく「お姉さん」という風情、頼もしく親しみやすい感じである
7:00ダッカ着 降りる人、乗る人で機内がざわざわ、乗務員が丹念に荷物確認。
8:10再び出発。 9:07 パロ着。
屋根、窓にブータンの伝統的装飾を採り入れた地方色豊かなターミナルビル。

   
パロの空港を望む            パロ空港         民族服の空港職員

 空港警備員は“洋服”組(兵士)に混じって伝統衣装“ゴ”を、室内の職員は男女ともに全員“ゴ”“キラ”を着ている。出迎えらしきブータン人も同様。男性はとても男らしく、きりっと見える。外国人にとって伝統衣装で迎えられることがこれほど魅惑的であるとは思いもよらぬことであった。 共同金60ドルをニュクタム(2538N)に変える。ガイドのキプチュさんの出迎えを受け、10:57専用車で出発。
10:15 街から離れた丘の中腹にあるサムデンチョリン ホテル着。



ホテルの玄関



お茶のルームサービス

昼食後13:05パロ・ゾンヘ。 駐車場から少し先にある伝統様式の屋根付き、両サイドに門のある橋を渡り、ゆるやかに坂を登る。左手に堂々としたパロ・ゾンが聳える。その後方の山頂には望楼タ・ゾン(現在国立博物館)。


 
   伝統様式の橋



パロ・ゾンとタ・ゾン

 素朴な木の門をくぐり更に登る。キプチュさんは懐から「カムニ」という生成の絹のショールを取り出し、肩からかける。寺を参る時、男性はこのカニムを、女性は幅15センチくらいの色とりどりの「ラチュ」という帯状のものを肩からかけるのだそうだ。ゾンの中はこうした出で立ちの人びとが静かに行き来していた。
 
ゾンの中庭に面した建物の屋根、窓などの装飾はみごとである。基調色は黒と赤土色で、黄色、緑、ブルー、赤などで花文様や動物が細かく描かれ、力強く、とても立派である。

 ゾンの最高部のテラスから、パロの町、パロ・チュウ、夏の家の別荘、谷のずっと遠方の山々が見渡せる。すぐ下の河原の浜洲では男の子、女の子たちが何も纏わずに大はしゃぎで水遊びをしている。

 夜間パロ・ゾンはライトアップされ、水田にその姿が映り、幻想的であった。 町の通りにも一晩中街灯が灯っていた。   

   
 
中庭を行き交う参拝者                   王家の別荘とパロの町         

14:36パロ・ゾン発 14:40〜15:00 パロの町を散策。雨が降り出す。ホテルに戻りシャワーを浴び、荷物整理。 16:00 食堂でお茶 19:00夕食。  

 パロは周囲をなだらかな山に囲まれ中心にパロ・チュウがゆったり流れる広い谷間に位置し、ブータン唯一の飛行場がある。町は広めのメインストリートに伝統の家が建ち並び、犬があちこちに寝そべったり、歩いている。普通に歩いて端から端まで往復15分もかからない。町の入り口に公園らしき広場、市場用の広場などが見えた。裏通りというものがあるのかないのか判らなかったが、実にシンプルで、行き交う人も疎らであった。

 町を出ると一面水田である。山間には白壁の農家が点在し、整然とした静かな風景を作っている。スイスの谷間の村をふっと思い出す。日本の農村もかつては茅葺きの農家が並びこんな風に美しかったのかな、と感慨にふける。
ブータン