6月14日(日) 晴れ
8時 専用車で出発。田植えがぼつぼつ始まり、水の張られた谷間の棚田に周囲の山が映り、断崖には僧院の白壁が点となって光っている。沿道には白い野バラが咲き乱れ、農家の石垣を覆い、また山中の松などの木々に絡み滝のように垂れて見事である。高度が上がるに従いピンクのバラが現れるが、こちらは花間を開け、風に優雅にそよぐ。


 棚田


 野バラ 


プリムラ


シモツケソウ


 トウダイグサ


アイリス
ロサ・ブルノニー プリムラの群落、シモツケソウ、朱色のトウダイグサ、アイリス、時折真っ赤なロードレンドロン(シャクナゲ)が目に止まる。

10時08分 チェレラ着 私達のトレッキングスタッフが既に到着していて、テントを張り、昼食用テーブルの用意がしてある。北稜斜面には新しいダルシンが一杯に林立し、風にはためく。昨年とは丁度10日早く、開花している花の種類も数も違う。オレンジ色系のシャクナゲが盛りを迎え、メコノプシスはあちこちに。でも再会を期したメコノプシス・ホリュドラ(と思しき)の咲く斜面はとうとうみつからなかった。かわりに白い中輪のアネモネに出会った。


 シャクナゲ  


  シャクナゲ


 メコノプシス・シンプリキフォリア
     
          
 田植え                                       アネモネ・オブトゥシロバ?
ペマさんは鳥を追いどんどん高度を上げていくが、3900m地点で引き返すよう促す。メンバーの一人が頭痛、顔から血の気が引く。ゆっくりと下り次第に平常に戻る。  12時10分峠で昼食。峠直下の草原に派手なテント数張りと絨毯が敷かれている。インドの政府高官の接待とのこと。私たちの帰途、警備車先導の高級車数台とすれ違った。里に下ると何処からともなく唄声が風に吹かれ、女たちが裾をからげて一列になって田植えをしている。しばし車を降りて眺める。15時ホテル着。
BHUTAN2 2009