ギアナ高地 カナイマ国立公園 ロライマ・トレッキングと アウヤンテプイ(エンジェルフォール)
 2014/11/24(月)~12/8(月) 
 11月30 日(日) ロライマ頂上  トレッキング   ロライマ最高ポイント<カー>(2800m)、水晶谷、ジャグジー
 
<カー>の頂上よりホテルを望む
 
水晶の砂利道
8:05 晴れやかな朝を迎え、正面のロライマ最高峰、マーベリック岩、通称<カー >がどっしりとした姿を見せる.ロライマ探検に出発! まず <カー >に向かう. 登り口の岩の間にはラン科の植物が茂る、岩と岩の間を伝わりながら登る. 急登だか足場は良い. 8:22 頂上に立つ.

岩盤状で平坦、かなり広いが風当たりが強く、岩壁の端近くに立たないように注意を受ける.眼下に グラン・サバンナ広がり、反対側には小さく私たちの<ホテル>が見える
 8:50 下山開始. 足場に注意しながら慎重に下る. 9:10 登山口に降り立ち、小休を取る. 海底を思わせる、凸凹した岩の上や岩の窪みに溜まる水を飛び越えたり、バランスを取りながら歩く. 9:30 ”水晶谷”に入る. 周囲には巨岩、奇岩が聳え立つ.その間をピンク色の微細な砂地の道が幅広に続く. 適度に水分を含み、足裏に固いが心地よい弾力が伝わる. 所々に小指の先ほどの小石が無数に散らばっている. 良く見ると透き通っている. 水晶の破片である.
 
<ジャグジー>
 
目もくらむ大絶壁
 道脇にはラン科の植物群 10:00 通称”ジャグジー” 侵食した岩の間にコンコンと水を湛え、浴槽にも似た泉が3~4つと連なり、先端は小さな滝となって、流れ落ちていく. 深さは胸当たりか. 底には小石、いや砕けた水晶が敷き詰められている. 岩陰で水着に着替え水浴を30 分ほど楽しむ.  再び流れに沿って、様々な文様を刻んだ岩盤の道をいく.10:50 湿地帯を隔てて北側の絶壁上に出る. 直下には森林地帯が広がり海抜0mだそうだ. 残念ながら雲が湧き上がりその風景は見られなかった. 湿地帯にはモウセンゴケなどコケ類、食虫植物,ラン科の花が池塘のように固まって咲いている〜11:20  11:35 クケナンと最も接する地点に移動.
 
跳ねないカエル
 巨岩が切り立つ絶壁は下が見えない、目が眩む.雲が下から絶えず湧き上がってくる〜12:00 もと来た道を、花の写真を撮りながら引き返す. スタッフがロライマ固有種の跳ねないカエル(オリオフリネラ)を捕まえてくれる. 慣れてくると水たまりに一見黒くてゴミみたいだがいる,いる.
 12:25 ジャグジー脇に出る. 別のスタッフがテーブルを設え、ランチを用意して待っている.マカロニサラダ、ツナ、ハムなどでオープンサンドを、底抜けに明るい日差しと共に愉しむ 13:30 ランチスタッフと別れ、今朝のピンクの水晶谷の道に出てから南方向に向かうと、次第に谷は狭まり、両側には奇岩が続く. 道は砂利のように水晶が敷き詰められている.

14:20  岩の隙間を縫って進み、大きな岩によじ登る. クケナンの平坦な上部がよく見え、そしてグラン・サバンナが一望に広がる. すぐ下はロライマの登山(下山)口, 昨日登り着いたところ、広大なロライマの唯一の登山道口だ. 風が冷たくなってくる. スタッフはここでもじっと彼方をグラン・サバンナを見つめている〜14:35  帰り道、巨大な岩山の下を通る. 昨日は気がつかなかったこの岩山、これも”ホテル”だそうだ.が入り口までかなり登らなければならない.
15:05 ”プリンシパル・ホテル” 到着. 夕食のメインは牛肉の煮込み.