7月4日(水)晴れ カトマンドゥ:リンジと再会
 10時30分 搭乗。

 12時55分 カトマンドゥ空港着。抜けるような青空、肌の焼けつくような太陽熱気、赤煉瓦造りのターミナル内のむっとした暑さにネパールに着いたことを実感する。入国管理の窓口が並ぶホールは天井が低く薄暗い。ビザを申請し、無事に全員が荷物を受取り出口へ。リンジが満面笑みを浮かべて出迎え。群がる荷物運び志願者を掻き分け、マリーゴールドの歓迎のレイをリンジから受けて手配のマイクロバスに乗り込む。青臭い花の香りと共にいよいよ我らのトレッキングの第一歩が始まったのだ。そしてデコボコ道、埃、ゴミ、犬や牛、オートバイ等で混雑する喧噪のカトマンドゥのただ中を車に揺られ、日本は遙か遠くになった。

 ロイヤルシンジホテルは赤煉瓦造りの8階建て。ロビーは少し草臥れてはいるが大きなソファーや椅子が配置され、重厚で立派である。客室もベット、調度品ともまあまあ。しかし洗面所と風呂はそれに比して、備品が格段に貧相である。 小さな石けんと一回分のシャンプー。ガラスのコップ。薄ねずみ色(かっては真っ白?)の小型と大型バスタオル。予備の巻紙一巻。石けん類の粗悪であったのを思い出す。風呂の貯水、排水が上手く機能しないためシャワーで済ますが、どこからか水漏れをして(カーテンをしっかりしたにもかかわらず)床が水浸しになる。

 15時頃 突然シャワーのような大雨が降り出す。やはり雨期なのだ。しかし1時間後タメールに出かける頃にはおさまりはじめる。リンジは明日の準備で忙しいので、社長のハッシさんが案内。女性のあれでもないこれでもないという買い物に、忍耐強く付き合ってくれる。
 

ランタン紀行