Alaska紀行 2012年9月5日(水)
9月5日(水)雨 タルキートナ 13:30発 ヒーリー 17:25着  専用車  トーテムイン泊


ファブリックアートの店


タルキートナ・リバー


ハイブッシュクランベリー
6時起床。カーテンを少し開け、天気を窺うが曇り空である。7時玄関が施錠されていたので非常口から出る。前庭のナナカマドの実が見事である。杉さんの案内で全員でタルキートナ・リバーまで散策に出る。広い通りをアラスカ鉄道の列車を右手に見て、その先を左折すると村のメインストリートに出る。土産物屋、レストラン、バー、食品店、旅行代理店が並ぶ。いずれも入り口にテラスがつき、椅子や植木鉢などが置かれ、前庭があったりして一見個人住宅のような雰囲気で、可愛らしい。メインストリートの行き着く先にタルキートナ・リバーの河原がある。川幅はかなり広く、高低差もないが、平均した速度で滔々と流れて行く。どんな力がこの大量の河水を押し流しているのか、不思議な感に打たれる。分水嶺が近いのだそうだ。帰路は個人住宅が建つ裏道を取る。道脇にはハイブッシュクランベリーが真っ赤に紅葉し、実をつけ、ヤナギランが赤く立ち枯れる。個人所有のセスナの駐機場(?)と滑走路を横切る。雨が降り出す。8時朝食。

自家用機と滑走路
9:00の遊覧飛行は中止、11時まで待つことになったので。樫八重さんと散歩に出る。村とは反対方向に踏切を渡ってみる。この真っ平らな土地の果てはどうなっているのだろう、と興味をそそられる。丸太小屋の建物は飛行機学校や、運行会社(タクシーや遊覧)の事務所でトンボみたいなセスナ機が沢山留っている。突き当たりは河原でなく滑走路であった。一機飛び立って行く。  

10:00 ぼちぼち土産物屋が店を開け始め、観光客がどこからともなく溢れ出てくる。昼をロッジで食べる(焼きチーズハムサンドウィッチ)。


沿道のトウヒ


紅葉した原野とトウヒ


半円形の虹
 13:30  雨が本格的に降り始め、フライト中止が決定したのですぐに出発、再び沿道の白樺、アスペン、トウヒの混じる林と原野を貫く自動車道を行く。途中居眠りをして目覚めても景色は全く変わらない。二時間ほどしたところで前方に冠雪した山が見え、周囲はブルーベリーやコケモモ(ローブッシュクランベリー)の燃え立つような真っ赤な原野となる。  16:15 ガソリンスタンド脇の小さなスーパーでトイレ休憩。なかは倉庫のように殺風景で埃まみれ。スナック類の袋は日本の3倍はある。レジ前に大男が数人並び、私達はその間に挟まってもたもたしてしまう。  
 17時頃、デナリ国立公園が左手に、冠雪した山々が近くに迫る。太陽が雲の間に顔を見せる。  
 17時15分 虹が現われる。道路脇に停車して撮影をするが、風が強い。


トーテムイン


ジャコウウシ


宿泊棟
17:25 ヒーリーの宿、「トーテムイン」に到着。華氏51度の表示が電光版に掲示されている。国道に面していて一見モーテルのようだが、宿泊棟は裏手の奥にある。満室の札が掛かる。玄関ロビーにジャコウウシの見事な剥製が置かれている。部屋は大きなベットのツインで、バスタブも大型タオルも装備してあり、とても清潔。

18:45 夕食は国道に面したレストラン棟に赴く。一皿の量が多いので、シェアーしたり思い思いに注文を出したりして調整と確認に時間がかかる。賑やかなことこの上ない。アメリカサイズの大瓶(1.5L~1.8L)の白ワイン(シャルドネ種)を4人で空ける。

 いよいよオーロラが期待されるが、深夜起き出たのは寒さをも、ものともしない勇気ある2,3人だけだったらしい。成果はなし。
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