2012年9月8日(土)
9月8日(土) 晴  ワンワンロッジ11:00発  エンジェルロックハイキング11:50~15:15


チェナ川と BBQ炉


堰きとめられた川


エンジェルロック
 7:50 一番に起きて、そっと階下に降りシャワーを使おうとするが、お湯が出ない。昨晩給湯器のボイラーに点火するを忘れたためと判る。みんなが五月雨式に起きてくる。懸田さんが朝食準備に台所に立つ。それぞれが買ったビスケット、カップケーキ、デニッシュ、煎餅、果物に、前夜のブラウニーケーキ、コーヒー、紅茶など加え賑やかな朝食だ。  

 9:30 私たちの朝食が終わろうとしても杉さんが現れないので、樫八重さんと森のロッジに迎えに行く。朝の空気がひんやりと気持ちがよい。  

今日は舟津さんの案内でエンジェルロックにハイキング。昨夜寝るのが遅かったので、軽い山歩きに変更。  

11:00 船津夫人恭江(やすえ)さん手作りのお弁当をもってロッジ出発。

 11:44 チェナ川ほとりの、ハイキングコース入り口着。木立の合間に駐車場(5ドル/一日)と、立派なトイレ小屋がある。川辺は日当りがよく、テーブルとバーベキュー用の炉が5組ほど設置してある。緩やかな山々の斜面は黄色や赤色に染まり、晩秋の青空が光り輝く。

  11:50 出発。チェナ川に沿って森のなかにつけられた小径を行く。アスペン、白樺の落ち葉にハンノキの緑の落葉が混じり、黄色い葉が一層鮮やかに映え足下を彩る。傍らにはイソツツジの白い花も咲く。紅葉したクランベリーの葉と実、ローズヒップの熟した実を時々摘んで口に含む。苔の間にはカリブーの好きな銀色の苔も混じる。川はビーバーダムに流れを堰き止められ、池のようになったり。この森を抜けると、登りとなり、枯れ木立が続き視界も良くなる。この枯れ木群も自然発生の山火事によるもので、 こうして木々は世代交代をしていく。 人為的な消火作業はしない。 舟津さんは所どころでこうした動植物の興味深い説明をしてくれる。また要所要所には、この地域や森の生き物、植物、土壌、生成などを説明するパネルがあってこれもまた面白かった。  


広大な谷


第2展望台方面


サウナ内部
12:44 第一展望台に出る。小休止。赤、黄色、茶色(山火事の跡)、針葉樹の濃い緑が織りなすなだらかな山並みと広いU字谷が眼下に広がる。すぐ上に大きな岩があり、てっぺんに登っている人が見える。この巨岩下を巻いて、さらに登る。ランコウバイが陽を一杯に浴びて見事に紅葉している。 13:30 エンジェルロック着。 踏み固められた岩場で、家族連れ、若いカップル、犬をつれた人などで賑わっている。さらに後方斜面に第3展望台の岩も見える。チェナ温泉に抜ける道だ。  

 恭江さん手作りのお弁当を開く。塩漬けの菜っぱを刻んで混ぜ込んだ緑も鮮やかなお握りと鮭入りの真っ白なお握り。塩加減も、握り加減もよく2個とも食べてまう。杉さんが温かなスープとコーヒーを淹れてくれる。  

 14:00 上空に大きな灰色の雨雲が現われ、私たちの方向に動いてくる。その雲の下に入らないうちに出発。直下の大きな岩の割れ目をくぐり抜けて下る。雨が降り出したらこの割れ目で雨宿りする手もあるんですよ、と舟津さん。  

午後の陽射しは長い影をつくり、往きよりも落葉が増え、西日は楽々と森の中に差し込む。出口に近い森のなかでカバノアナタケを船津さんが見つける。幹に、拳大の半分くらいのくぼみに陥没して、そこから盛り上がった塊の堅そうなキノコで、癌に効くのだそうだ。  

 15:15分駐車場に到着。15:30 出発。途中で小さなスーパーに寄り夕食の材料を買い足す。  

16:30 ワンワンロッジ着。夕方サウナを準備するとのこと。船津さん手造りのサウナ小屋である。17時頃からサウナ小屋の煙突から煙が上がる。  

 18:00 シャワーを浴びてから、サウナ小屋に向かう。内部はコンクリートの床の中央に円筒形の巨大なストーブ、周りに簀の子、壁際に2段になったベンチ。大きなバケツ2つに水。脱衣場はない。重い木製の扉を閉めると内部は真っ暗。汗をたっぷりかき、身体の芯まで温まる。

 私たちがサウナに入っている間、懸田さんは夕食の準備。菜園から調達した水菜、大根、前日の巨大キャベツの残りなどを上手に使って、ソーセージ入り焼きそば、大根の葉のサラダ、キャベツの芯の柚味噌和え、キャベツと胡瓜の塩揉み、七味風味。あっという間に平らげてしまう。

 仮眠。23:45から再びオーロラ観察。雲が多く、予兆も見られず2時で切り上げる。
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