2012年７月4日（水）〜7月25日（水） 22日間 大雨 専用車で移動．
カトマンズ空港でビザを取得．暗い屋内を出ると強い日差しに目が眩む．以前より監視の目もあり、かなり減ったものの、チップ目当ての男たちがスタッフと称して群がってきて荷物を奪い合う．
13:00頃 空港出発（専用車）町は相変わらずバイクや車がひしめき、喧噪と埃、ゴミが溢れる．
13:20 ホテル着 Yak & Yeti． トロピカルフルーツのウエルカム・ドリンク．よき時代の天井の高い広々としたロビーと伝統的サービスにほっと寛ぐ． 14:00 ロビーに集合．近くの両替屋でルピーに換えてから希望者はタメールへ買物． 夕食は「古都」．前年、大人気だった鍋焼きうどんを注文． 明日からのトレッキングに備え、ホテルに預ける荷物とトレッキング用品とを分ける．
国内線荷物検査が機械化（手動の計り廃止）し、航空会社ブースがこぎれいになり、不十分ながら掃除のあとが見られ埃も減ったようだ． 5:50 チェックイン．待合室は相変わらず殺風景だが、椅子が新しくなり、飲料水飲み場も設置．トイレの匂いも以前ほど漂って来ない．朝食ボックス（バナナ、ペイストリー、ゆで卵、ジュース）を開く．6:45 離陸．ヒマラヤの峰々は雲が立ちこめ見えない．目の前の操縦士を観察．
7:27 ルクラ着．三方を山に囲まれた狭い盆地．飛行場の滑走路は一本、坂になっていて停止方向は石垣の壁．飛行機はすぐにカトマンズに向かって出発する．飛行場の金網越しに機体がゆっくりと方向転換し、坂を一気に下り、空中に消えるのを眺める．滑走路が短いのでエンジンを切らず、下り坂を利用して飛び立つのだそうだ．
7:40 石畳の狭い村道の両脇にはロッジ、食堂、商店らしき民家が立ち並ぶ．そのひとつナマステロッジで一休み．雨具等のトレッキングの準備をする．8:30 雨が降り出したので雨具をつける．村外れに門があり、初めてエベレストに登頂した女性シェルパ(パサン・ラム・シェルパニ)の絵姿が掲げられている．石段を下り山道となる．アネモネ・リヴラリス、トウダイグサなどが道端に見られる．9:10 小休止. 雨具を脱ぐ．民家の庭先にジキタリス、帰化植物だろう．
いくつかの村を通過する．村の入り口にはマニ車、経文を刻んだ長方形の石を何段かに積みあげたマニ石が設置. 大きな自然石に刻んだものも目につく．ドルパ、アンナプルナなどではあまりみかけなかったので地域性があるのだろうか．いずれにしても自然の脅威から守られようとする祈りが満ちている．街道は下りとなり吊り橋を渡る．さらに下る．ジンジャーが目につく．
12:13 ゆっくりと食事をとり雨の中を出発．緩やかな登りでやがて森林地帯にはいる．道幅は広い．周囲に配慮した大きな木製のゴミ箱、 トイレも設置されている．トイレはトタンで囲われ、扉はカギがなく、足場も悪いが、穴の下には落ち葉が山と積まれて野趣に富んでなかなかよい．
岩の間を縫うようにつけられた石段の村パグディンを登り、再び森の道を往く．急に広場状の台地に出る．長い吊り橋の向こうに幾棟かのロッジが見える．周囲を絶壁に囲まれた谷間である．
13:30 ロッジ着（2615m／2695mGPS)． 前庭のある新築、というより増築だそうだ．小道を隔てた隣りは建設中で、 石を刻む鈴のような金属性の音があたりに響く．石を背負っては運び、石を積む労働者が数人． 食堂に入ると真新し子供の玩具や子供用の車、オイルヒーターが目にはいる．各部屋は洗面所と水洗トイレつきである．
