ゴーキョ・トレッキング 2012年7月4日(水)〜7月25日(水) 22日間   
 7月13日(金)
マッツェルモ 7:10 発 ゴーキョ(4779mGPS) 12:10着   トレッキング 7400m
7:10 出発 ロッジの裏手から丘をゆっくりと登る. 7:25 チョルテン.小休憩.氷河とサイドモレーン遠望.ここからは平坦な道.前方に氷河舌端部が見える.パンガPhanggaのカルカ脇を通過.数分で氷河舌端部に着く.
8:15 休憩(4481mGPS) 15分間.サイドモレーン脇の草原. なきうさぎがチチと鳴いている. 正面には氷河舌端部となっている小高い丘ナNa(4440m)がこんもりと聳える、その先に舌のような台地がくっついている.この小高い丘によってゴジュンバNgozumba氷河が堰き止められて、両サイドから急流となって流れ落ち再び合流する.合流地点の台地には村落カルナサKarnasaがある.

 自然が作り上げている壮大で不思議な地形を前に言葉もない.私たちは左手の激流に沿った道をゴーキョにむかって登っていく. 階段状に整備してあるが 泡立つ激流を横目にみながら狭く岩だらけの道を急登、やがてなだらかなトラバース道となり高度をあげていく.  9:00 休憩(4552mGPS) 約15分.巨岩ごろごろの草地.岩陰にシッキメンシス.巨岩の裏側にシソ科の花フロミス・ロタータが何株も.ここからしばらく登りとなる.

9:45 メコノプシスを数株見つける.霧雨のため雨具着用.  第一湖が霧のなかに浮かぶ.鴨が泳いでいる.無音のような静けさである. 10:35 休憩 (4709mGPS) 斜面の上にメコノプシス5株. 外国人若者3〜4人とすれ違う.11:15 休憩 第2湖の前(4720mGPS).温かいオレンジジュースのサービス. 11:45 第三湖 Dudh Pokhari からの流れ口. 11:55 ゴーキョの入り口着.ゴーキョ・ピークは霧に隠れ、湖畔には数十件のロッジが建つ.水際にそってシッキメンシスがみどりかかった黄色の花を首を垂れるように咲く.すべてが静まり返り淋しい.

12:10 ゴーキョ(4779mGPS) ”ナマステ・ロッジ”着. シーズンオフのため唯一営業しているロッジである.食堂に韓国人トレッカーとシェルパが座っている.今朝ゴーキョ・ピークを目指したものの霧が深く引き返し、明日再度挑戦するとか. 面前に鈍色の湖が広がる.数羽の鴨が湖面に僅かに筋を描く.霧が低く垂れ込め周囲の山々を灰色に覆う.静寂というより、消音の世界. 音は宇宙に吸い取られたのだろうか.
   
マッツェルモを眼下に チョルテンよりマッツェルモの谷  氷河舌端部を望む
     
バンガのカルカ  氷河舌端部  いよいよゴーキョトレイルへ 
     
フロミス・ロタータ ドード・ポカリの流れ口 ゴーキョ入口 
 

サキシフラガ
 

メコノプシス・ホリドゥラ
  
    

 ゴーキョ・トレッキング コース日程   リンク↓
 7月4日(水)・5日(木)・6日(金)  成田→バンコク→カトマンズ→ルクラ→バグディン
 7月7日(土)・8日(日)  バグディン→ナムチェバザール
 7月9日(月)・10日(火  ナムチェバザール→キャンズマ→ポルツェタンカ
 7月11日(水)・12日(木)  ポルツェタンカ→ドーレ→マッツェルモ
 7月13日(金)  マッツェルモ→ゴーキョ
  7月14日(土)・15日(日)  ゴーキョ→ゴーキョピーク→ゴーキョ→ドーレ
 7月16日(月)・ 17日(火)    ドーレ→キャンズマ→ポルツェタンカ→ナムチェバザール
 7月18日(水)・19日(木)  ナムチェバザール→バグディン→ルクラ
 7月20日(金)~25日(水)  ルクラ→カトマンズ→バンコク→成田
 おわりに