2012年7月4日(水)〜7月25日(水) 22日間 |
7月14日(土)晴 10℃ |
ゴーキョ 4:30発 ゴーキョ・ピーク(5357m) ゴーキョ 12:15着 ゴーキョ・ピーク往復+青いケシ探索 62006m |
3:15 起床、3:30 朝食. 4:30 出発 ヘッドライトを点け.シッキメンシスの群落をかき分けながら、沼地を横切る. 4:40 登山口.周囲はまだ暗く、足元だけを照らして石がゴロゴロする登山道を登っていく. 4:55 休憩 夜が明けはじめ、湖とゴーキョの家々が見える.チョーオユーの頂きが姿を見せる.靄が出てくる.
5:25 4946mGPS地点.ゴジュンバ氷河、サイドモレーン、ゴーキョが薄明かりのなかに横たわっている.人間はなんて小さな平地を見つけて住んでいるのだろう.
チョラシェ(?)が正面に. 5:55 5052mG 休憩 エペレスト、他の頂きを垣間見る. 6:25 5158mGPS. 休憩. ウルップソウがあちこちに. 6:40 休憩 神々しいまでの真っ白なタムセルグ.イワヒバリ、ナキウサギがちらり姿をみせる.この辺りからエーデルワイスが瓦礫地に這うように咲く.頂上直下の岩陰にワリキー.
7:30 ゴーキョピーク(5357mGPS) ヒマラヤの頂が顔を出すが、靄が出始め正面の峰々、レンジョ・パス方面を覆う.氷河は灰色で月面のようだ.8:30 霧は厚く、諦めて下山.ウルップソウなど写しながら各人自由に下っていく. 10:10 下山口着.疲れ切る.下山口辺りに見事なメコノプシスを見つける. 10:30 ロッジに戻る.
10:45 ナムカの案内でメコノプシス探索.
12:15 ロッジ着 食堂に若いドイツ人(?)のカップルが昼食をとっている.午後は各自昼寝など、寛いで過ごす.
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ウスユキソウ(ゴーキョ固有種) |
ソロセリス属 |
ロッディオラ |
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夜明けのゴーキョと湖 |
ゴジュンバ氷河とサイドモレーン谷 |
タムセルク |
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頂上よりゴジュンバ氷河と湖 |
エリオフィトン・ワリキー |
頂上裏側の岩稜 |
7月15日(日) |
ゴーキョ 7:10発 ドーレ 14:40着 トレッキング12700m |
7:10 ゴーキョピークの西側、北に広がる草原は植生が変わり、違った植物がみられると言うので、私だけがカジ、杉さんと植物探索に出発.ゴーキョピークとサイドモレーンの斜面に挟まれた谷状の草原で、大小の岩が露出し、矮小シャクナゲがその間を埋める.岩窟内にプリムラの群落.カジが腹這いになって写真を撮ってくれる.杉さんはモレーンの縁へ登って行く.私も恐る恐る後を追う.切り立つ直下には一面波打つように、灰色の瓦礫が覆うコジュンバ氷河が広がる.
対岸のモレーン上部半分は霧に包まれている. 所々に灰色の水が溜まる大小の凹み. 静まり返る.あまりの 異空間 に息を飲む. 月世界、 いや死の世界.
シャクナゲの間を縫いながら再び下る. 鳴きウサギが穴から出てきて、岩から岩へすばしこく動きまわる.途中カジが白いキノコを採取.野生のマッシュルームで、一見石ころのようだが、ほのかにマッシュルームの香りがする.
8:20 ロッジ着.他の人たちがモレーン上を目指して登って行くのを眺める.温かい紅茶を飲みながら一休み.
8:40 ラクパに伴われロッジを後にする. ゴーキョーピークを振り返り見る.湖の奥にシーンと静まり返って聳える.
9:40 休憩(4545m) 3つの湖を通過、往路では気がつかなかったがそれぞれに名前と面積、標高を記したケルンが立っている.辺りは草原地帯.丘(サイドモレーン)の上に空を背景にヤクが数匹シルエットとなって動いて行く.最後の湖を通過すると道は山合いとなる.道脇上部に瑞々し矮小のプリムラを見つけよじ上って撮影.
モレーン端に差し掛かると、川は滝のように泡立って流れ落ちる.そのすぐ脇につけら急な石段を、滑らないように気をつけて一気に下る. なだらかな起伏の庭のような草原を抜け、乾いた草地の道が続く.
10:40 タルチョがたつラ?(4330m)から道は広くゆるやかに下りとなり、パンガのカルカの石垣の間を抜け、再び広い山裾の道となる.山斜面は矮小シャクナゲで覆われる
10:45 前方を行く清水さん夫妻、瀬尾さん一行に追いつく.雨が降り出し、全員雨具を取り出す.
11:10 チョルテンが建つ峠から急な下り.
11:20 マッツェルモ、往路に宿泊したトレッカーズ・ロッジの裏手に到着.強い雨にすっかり濡れてしまう. 昼食 を取り
12:25出発. 13:35. 休憩(4326mGPS) トラバース道を行く.ドーレ が見えてから急下降.往路と同じ無人のロッジの裏庭に降り立ち、横切り河原に出る.
かなり疲れている.もうすぐと言聞かせながら歩む.シャクナゲの林の中を再び登る.河原を見下ろす小高い丘に辿り着き、ゆるやかに下るとロッジの入り口に向かうヤクの糞とまぜまぜになったぬかるみ道.ロッジまでほんの1~2分だが、疲れ切った足にはなんとも長い.14:34 ドーレ着(4068mGPS)ナムカが迎えに出て15分遅れて瀬尾さん一行が着く.ゴーキョからなんと長い道のりだったろう.
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ゴジュンバ氷河内部 |
ゴーキョピーク |
アンドロサケ・デラヴァイー |
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ゴーキョ方面を振り返る |
ドーレ方面のトラバース道 |
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